近年の地球温暖化による農業への影響が深刻な問題です。
2019年5月には北海道で異例の39.5度を記録。夏前にありえない暑さになっています。
≫ 猛暑39・5度 しかも渇水 牛ばて、畑作心配 北海道 : 日本農業新聞
そんな中、作物の心配もさることながら人間側にも暑すぎて仕事にならないという人が増加中。
自分が倒れてしまっては畑も作物も終わってしまう。という方も少なくないはず。
農家の方にとって熱中症は収入に直結する問題です。猛暑は避けては通れないので対策をしっかりとすることが大切です。
最新の熱中症対策をご紹介しますので参考にしてください。
- 今までの熱中症対策の不足点
- 最新の熱中症対策
異常な暑さが続いている中、例年通りの熱中症対策で農業を行えるのか?
年々深刻化している温暖化。
農業への影響は深刻で作物への影響はもちろん、農家の人が熱中症で倒れる事件が多くなっています。
今まで通りの熱中症対策でこれからの夏は乗り切れるのか不安ですね。
結論は、今までの熱中症対策では足りなくなってきています。
平気で40度近くの温度を記録する日本に今まで通りの対策では不十分と言わざるを得ないです。
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今すぐできる熱中症対策
今日からできる熱中症対策をご紹介します。
農業を行う方の平均年齢が上がってきている中で熱中症は体力の減少に伴い発症率も高くなるので近隣の農家の方にも注意喚起するようにしましょう。
水分をこまめに取る
とにかく水分補給です。
汗をかいていなくても、喉が渇いていなくても水分を取るようにしましょう。
理想は20分に1回の水分補給です。
スポーツドリンクは汗で失われた栄養分をスムーズに補給できるのでお水よりスポーツドリンクのほうがおすすめ。
おすすめはこちら。
アクエリアスの粉末です。自分で作らないといけないのが少し面倒ですが100L分のアクエリアスの粉末です。
1袋で1Lの想定で100L分ですが、実際に1Lで作るとかなり甘いので1.5Lで作るとちょうどいい濃さになります。なので自分は20箱で150L作っています。
夏なので濃いめでも全然問題ないのでご自分にあった濃さで。
水分補給と同じくらい大事な塩分補給
汗で失われるのは水分だけではなく塩分も大幅に失われます。
水分補給の際に塩分タブレットを取るようにするのがおすすめ。
簡単に塩分を補っていけます。
吸水性・速乾性の高い服を着る
インナーに吸水性が高い、速乾性が高い服を着用することによって体感温度が1~3度変わると言われています。
とにかく汗をどうするか。汗をかいたらスグ乾かす。
これが体感温度を下げる基本です。
夏のインナーは1サイズ大きめを着ることでさらに効果を期待できるので1サイズ大きめがおすすめ。
有名なインナーではユニクロのエアリズム、ミズノのアイスタッチスーパークール、しまむらのファイバードライなどです。
冷却グッズを身に着ける
市販の冷却グッズでしたら氷枕や冷却シートなどがスーパーやドラッグストアなどで販売されています。
正直大きな効果は期待できませんがしないよりはしたほうがいいでしょう。
熱中症対策に首、脇の下を冷やすと効果的
農業を行う全ての人におすすめの最新熱中症対策
従来の熱中症対策で今すぐ始めることができるものを紹介してきましたが、気温が上がりすぎてこれだけでは足りなくなってきました。
水分補給も平均温度が35度を超えてくると追いつかなくなります。
脱水症状を起こすことも多いため、
- 汗をかかないようにする
- かいた汗をすぐ乾かす
この2つが重要になってきます。
そこで、日本中の農家の方におすすめしたい最新アイテムがあります。
その名も『空調服』。
着る扇風機のようなイメージです。
仕組みは服にファンが付いていて冷たい空気を送り続ける扇風機の役割をしてくれます。
このように空気を内部に取り込んでいきます。
ファンが付いてたら重いのではないかというご意見あるとおもいますが軽いです。
空気を送り続けることで中が風船のような状態になるのでほとんど重さは感じませんでした。
扇風機の役割を果たすので何もしない状態でも涼しいのですが、汗をかくと汗をすぐ乾かしてくれるのでさらに涼しく感じるという仕組みです。
農業に最適な空調服メーカー
近年空調服メーカーがどんどん増えてきていて、デザインも豊富でどんどんオシャレになってきています。
価格と、長袖or半袖は選ぶ際に重要なポイントになってきますので気をつけて購入しましょう。
空調服を選ぶなら【空調服専門サイト】がおすすめ。
国内最大の空調服専門ショップで多種多様の空調服を取り扱っています。
最近はアウトドア向けの空調服やゴルフ等のスポーツ向けの空調服など様々な空調服が販売されています。
農業向けの空調服以外のジャンルでも問題なく農業に使えるので一通り目を通してみてもいいかもしれません。
まとめ
地球温暖化により熱中症になる人が年々増えています。
仕事柄外によくでる人、特に農家の方は熱中症が深刻になっていきています。
家の中で倒れても家族に発見してもらいやすいですが、畑で倒れると中々見つけてもらえません。
こまめに休憩したり、決まった時間に水分補給をする、空調服を着るなど熱中症対策はしっかり行ってください。
毎日の食事をしっかり食べる、睡眠時間を多くとるなど体調管理にも気をつけてください。
夏は熱中症や夏バテなど体調管理が難しくなってくるので対策をしっかりとっていきましょう。